駅や街中に設置され、誰でも自由に弾くことができるストリートピアノが5月5日までの2日間、仙台市中心部に設置されました。連休でにぎわう商店街に美しい音色が響き、街は音楽で一体となりました。
連休中、多くの人が行き交った青葉区のぶらんど~む一番町商店街。その中で、多くの人が足を止めていたのが、カラフルなピアノ。誰でも自由に弾くことができるストリートピアノです。
仙台ストリートピアノ協会が休業中でシャッターが閉まる仙台フォーラス前を音楽で明るくしようと、5日までの2日間設置されました。
この日訪れたこちらの小学6年生。ピアノを始めたのは4歳。楽譜なしで弾き始めました。
(曲名:ロンド・トッカータ/カバレフスキー)
仙台市から
「結構、緊張して間違えたけど楽しかった。アーケードに響いて音が聴きやすかったのと、弾き終わった後に拍手してくれたのがうれしかった」
続いて訪れたこちらの中学1年生は、東北大会で入賞したことがあるそうです。
(曲名:Queen/I Was Born To Love You)
岩沼市から
「みんな知っているし、盛り上がる曲だから選んだ。とても弾きやすくていい音だと思った。次やるときにまた弾きに来たい」
商店街にはピアノの美しい音色が響き渡り、行き交う人たちは足を止め、演奏に耳を傾けました。
演奏を聴いた人
「すごく楽しそうで、周りの人も拍手をしていて良い雰囲気」
「チケットを買わなくても、身近にいい音があるのを知られる良い機会」
「上手ですね本当に。雰囲気良い。とても良かった」
会場ではピアノだけではなく歌も披露され、主催した仙台ストリートピアノ協会によりますと、2日間で188人が演奏に訪れた人ということです。
仙台ストリートピアノ協会 武内園子代表
「たくさんの人が足を止めたり、パフォーマンスの発表の場として皆さんが発表してくれて、とてもうれしい。若い人が集まることによって活気が出るといいなと思っている」
仙台ストリートピアノ協会は5月17日、24日、31日にも仙台朝市にピアノを設置するということです。