仙台市の天然記念物に指定されている「子平町の藤」が一般公開され、5月6日も多くの見物客でにぎわいました。
公開されているのは、青葉区子平町にある千田文彦さんの住宅に咲くフジです。1593年、伊達政宗が朝鮮出兵から引き揚げる際に持ち帰ったものとされています。
千田さんの先祖がおよそ430年にわたり守り続け、2011年には「子平町の藤」として仙台市の天然記念物に指定されました。
今年は気温の高い日が続き開花が早まったことから、例年に比べて10日ほど早く、5月5日に公開が始まりました。
フジの花は今、三分から五分咲きほどですが、6日はゴールデンウイーク最終日ということもあり、多くの人が見事な藤棚に見入っていました。
見物客
「市内に住んでいるけど、きょう初めて伺った。ちょっと早いかなと思いましたけど、香りが素晴らしい。美しいです」
「すごい。樹齢400年と聞いて、すごい規模だなと思いました」
「歴史に触れられていいなと連休最終日にいい経験になりました」
「きれい」
「子平町の藤」は5月9日まで公開され、無料で鑑賞することができます。