優れた報道に贈られるアメリカのピュリツァー賞の「ニュース速報写真部門」で2024年、トランプ氏暗殺未遂事件の弾丸を捉えたニューヨーク・タイムズのカメラマンが選ばれました。
コロンビア大学で5日に発表されたピュリツァー賞の「ニュース速報写真部門」では、2024年7月13日、大統領選の演説中にトランプ氏が狙撃された際、右耳をかすめた弾丸や直後に空にこぶしを突き上げるトランプ氏の様子などを捉えたニューヨーク・タイムズのカメラマン、ダグ・ミルズ氏が選ばれました。
またこの事件の速報をはじめ、分析も含めて詳細にわたって報じたワシントン・ポストも「ニュース速報部門」で受賞しました。
「国内報道部門」ではウォールストリート・ジャーナルが受賞しました。
同紙は、イーロン・マスク氏が保守的な政治志向に転じた経緯や、違法薬物の使用疑惑、ロシアのプーチン大統領との私的な対話について詳細に報じました。
ピュリツァー賞最高の栄誉とされる「公益部門」では、人工妊娠中絶に厳しい州で、中絶が認められる「例外」の曖昧さにより医師が違反を恐れ、妊婦が命を落としたケースを取材した「プロパブリカ」が受賞しました。