4日、千葉工業大学の学生たちが、鹿児島県肝付町の岸良海岸から小型のロケットを打ち上げ、実験は成功しました。
肝付町は、全国の大学や民間などのロケットの打ち上げ実験を広く誘致していて、千葉工業大学とは、2024年6月、宇宙産業に関する人材育成の連携協定を締結しています。
今回の打ち上げはロケットの開発だけでなく、学生が地元への説明や関係機関への届け出を自分たちで行い、安全に飛ばすためのプロセスを経験するのも目的です。
ロケットは、全長約1.5メートル、直径15.4センチの個体と液体、両方の燃料を使うハイブリッド型で、4日午前11時過ぎに肝付町の岸良海岸から打ち上げられました。
ロケットは、高さ約170メートルまで上昇したのち、発射から約14秒後に着水、実験は成功しました。
千葉工業大学・和田 豊教授
「肝付町はJAXAの実験場があり、実際に宇宙まで届く場所。学生たちにとっても宇宙をイメージしやすい場所。この場所が人材育成をする中心地になってほしい」