長崎県のドクターヘリの点検で見つかった部品の一部の変色は「汚れ」だったことが分かり、5日から、改めて運航が再開されることになりました。

県のドクターヘリは、壱岐沖で3人が死亡した医療搬送用ヘリの事故を受け、安全点検などのため4月7日から運航を休止していました。

5月2日に運航を再開したものの、国の運輸安全委員会が同日、事故機のテール・ローター(後部回転翼)の一部に破断が見られたと発表し、同型機である県のドクターヘリでも3日、点検が実施されました。

その結果、点検を指示されたテール・ローターのコントロール・ロッドやヨー・アクチュエータとの取付部に問題はなかったものの、ヨー・アクチュエータにわずかな変色が見つかりました。

この変色は運航に支障がないか、航空機メーカーに確認する間、県では3日からドクターヘリを再休止していました。

そして、4日、変色と見られた部分は劣化や腐食ではなく、「汚れ」と分かり、除去作業を行った上で運航に支障がないと確認されたということです。

県では5日からドクターヘリを再開することにしています。

また、休止中に協力を要請した県の防災ヘリと佐賀県のドクターヘリはこの2日間でそれぞれ1回ずつ、搬送を行ったということです。

テレビ長崎
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