長崎市では被爆遺構などをめぐり、平和憲法を考える町歩きイベントが開かれました。
「憲法さるく」は、町歩きをして、戦争放棄などを規定する憲法9条について考えようというイベントで今回で19回目です。
4日は約40人が参加し、長崎市の浦上地区にある被爆遺構などをめぐりながら2キロほどを歩きました。
案内したのは、胎内被爆者の陸門(むつかど)良輔さん(79)です。
姉の被爆体験を交えながら平和の大切さを訴えました。
陸門良輔さん
「起き上がったら 姉の隣の人は顔が半分吹き飛んで亡くなっていた。
(姉は)助かった時に思ったそうです、私は16歳にもならないのに好きな人もいないのに死ぬのは嫌だと」
1300人の児童が犠牲になった山里小学校では、児童を偲んで作られた歌『あの子』が披露されました。
参加者は平和憲法の大切さを実感しているようでした。