5月に入ると、478品目の食料品の値上げが家計を直撃しそう。値上げ品目数は、5カ月連続で去年を上回ることに。
そんな中、お買い得な食材があった。

生育が遅れていたものが出回るように

買い物客は、終わらない食料品の値上げにうんざりした様子。

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買い物客:
全てがどんどん値上げしてるから、当たり前みたいになってきてる。お米の話も農家さんのことを考えるといろいろ…みんなが我慢してる時期。

一方で、今お得なのが・・・。

記者リポート:
ありました、ありました。レタスありました。105円。レタス本体を見ると、かなりずっしりしていて身が詰まっているように感じますけども、安いです。

アキダイ・秋葉弘道社長:
長野県産のレタス!信州のレタスですよ!さーまいどー!

農水省が先ほど発表した野菜の価格で、レタスは前の週と比べ、28円の値下がりとなった。

サラダだけでなく、しゃぶしゃぶやチャーハンにも使うレタス。

こちらのスーパーでは2024年12月の価格は約300円だったが、30日はその3分の1の100円ほどになっていた。

買い物客:
豚しゃぶにしようかな。

ーー(記者)使い切っちゃう?
買い物客:
たぶん1つじゃ足りないかな。かさ増しでもう1つかな。やっぱり、もう1個買います。買って帰ります。

買い物客:
「安っ」思って、思わず買ってしまいますね。

アキダイ・秋葉弘道社長:
3月に出回るやつがちょっと出遅れたんですよね。それが4月にずれ込んできて。3月4月と気温がよくて、暖かくて非常に生育が良くなったんで、前倒しの上に遅れているものもあるから、結構バーッと下がった。

生育が遅れていたものが出回るようになったため、値下がりしたという。

今、“買い”ともいえるレタス。
茨城県にあるハンバーガー店も、通常より多く入れるサービスっぷり。

Hi-Five・片平敦士さん:
いつもよりちょっと多くレタス入れちゃうくらいかな。気持ち的に。でもこれ(安値)がずっと続くとは誰も思ってないと思うからね。

今後の価格はどうなりそうなのか。

2週間ほど前に植えたというレタスは今はまだ小さいが、あと1カ月ほどで収穫できる大きさになるという。

カラフル野菜の小山農園・小山三佐男代表:
一番さみしいのが、豊作で出せなくて畑で処分しちゃうというのが一番悲しいですからね。“地産地消”じゃないけど、東京都の野菜が元気だよというのをアピールしたいし、ぜひ食べていただきたい。

レタスは5月前半までは平年を下回る価格で推移し、その後は平年並みになる見込み。
(「イット!」4月30日放送より)