沖縄県内で相次いだアメリカ兵による女性への暴行事件を巡り再発防止策などを話し合う日米の新たな協議の枠組み「フォーラム」が5月9日に開かれることが決まりました。
玉城知事は「協議の場が設けられたことは喜ばしい」と評価する一方、「実効性のあるものにしていく努力が必要だ」と述べました。
「フォーラム」は県内でアメリカ兵による女性暴行事件が相次いでいたことが発覚したことを受け2024年7月にアメリカ軍が提案し日米両政府や県が開催に向けて調整を進めていました。
5月9日に初会合が決まったフォーラムには、県や政府、在沖アメリカ軍などが出席する予定で4月、沖縄市で行われた日米の合同パトロールなどを踏まえた課題について協議することにしています。
玉城知事:
正式に我々が協議を行える場が設定される事は非常に喜ばしい事だと思っています
また玉城知事はフォーラムの設置をアメリカ軍が発表したあとも事件が後を絶たないことについて軍の構造的欠陥だと指摘しました。
玉城知事:
沖縄県民からすると軍という組織そのものの構造的な欠陥ではないかということは言わざるをえないと思う
その上でフォーラムが実効性のあるものにしていくため全体的な協力と努力が必要だと県として伝えていく考えを示しました。