本殿の再建から600年を迎えた岡山市の吉備津神社で4月28日、地元の子供たちによるニシキゴイの放流が行われました。

(児童)
「元気に育ってね」

ふ化から1~2年たった約20センチの色鮮やかなニシキゴイ300匹。近くの小学校の児童や保育園児らが、池に放しました。

(園児は…)
「巨大なサカナがビューンて流されていった」
「ゆっくり過ごして元気になってと言った」
(児童は…)
「かわいい。100年後とかすごく大きくなってほしい」

岡山市北区の吉備津神社の本殿は1351年、室町時代初期に焼失したあと、1425年に再建されました。神社では再建600年を記念し、2024年12月から様々な記念事業が行われていて、今回、建立以来、初めてとされるコイの放流が行われました。

吉備津神社は子供たちがコイと一緒に成長し、大人になってからも神社に親しみを持ち続けてほしいとしています。

(吉備津神社 藤井崇行宮司)
「たくさんの人が来てくれている。本殿を見てすごいなという思いとともに、ここへ来て楽しかったなという思いを持って、また来たいと思ってもらえれば」

再建600年の記念事業は2025年11月までで、今後、本殿のライトアップや講演会などが予定されています。

岡山放送
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