長野・飯田市で乗用車が水門に衝突し、乗っていた4人が死亡した。事故直前の様子を防犯カメラが捉えており、事故現場手前付近を猛スピードで走り抜ける乗用車が映っていた。

スピード落とさず走り抜ける車

画面左から右へと走り抜ける1台の乗用車。
長野・飯田市で乗用車が水門に衝突し、乗っていた4人が死亡した事故が起きる直前の様子を防犯カメラが捉えていた。

事故が起きたのは24日午後0時半過ぎ。
現場は、飯田市を流れる天竜川の堤防道路だ。

映像には、事故現場から500メートル手前付近を猛スピードで走り抜ける乗用車が映っていた。

乗用車は、白い軽トラックとすれ違う際にもスピードを落とすことなく走り抜けている。

この場所から事故現場までに脇道はなく、乗用車は時速約120キロで走っていたとみられる。

専門校2年生の4人が死亡…

乗用車には、市内にある長野県飯田技術専門校・自動車整備科2年生の4人が乗っていて、全員が死亡。

現場には25日、死亡した杉崎蓮さんの友人が献花に訪れていた。

亡くなった杉崎蓮さんの友人：
まだまだ一緒に遊べたのに、まだ20歳で…。これから一緒にいろいろなことができたのに…。

この道路を毎日通るという近隣の住民は、「それでも、みんな結構飛ばすんで、結構気をつけてはいるけど、車が通る時には必ず避けて止まっているし…」と話す。

車はかなりのスピードが出ていたとみられ、警察は事故が起きた当時の状況を詳しく調べている。
（「イット！」4月25日放送より）