トルコ・イスタンブールで23日、マグニチュード6.2の地震が発生した。当時、カメラに捉えられていたスーパーマーケット店内は激しく揺れ、客たちが一斉に避難。中には高所から飛び降りて負傷する人もいた。トルコでは建物倒壊の恐れがあるため屋外避難が一般的で、避難により236人が負傷したが命に別状はないという。
スーパーが激しく揺れ逃げ惑う客たち
トルコ最大の都市・イスタンブールのスーパーマーケットで、現地時間23日午後12時49分に撮影されたのは、一刻を争う緊急事態だった。店内では商品棚は激しく揺れ、店内にいた客たちは一斉に逃げ出していた。

マグニチュード6.2の地震が発生。
異変を感じた人たちは一目散に建物から避難していたが、中には慌てるあまり柵から転げ落ちる人の姿もあった。

さらにはガレージの上に飛び降りて逃げようとする男性の姿もみられた。
また、別の場所で避難しようと車の上に飛び降りた男性は、足を引きずっている様子だった。しかし、これは着地に失敗したのではなく、飛び降りる前に骨折をしていたという。
トルコで地震発生…屋外避難が一般的な理由
一体、男性はなぜ足をけがしている状態にもかかわらず、机の下などに身を隠さず、屋外へ逃げようとしたのか。
男性によると、「建物がとても古くて、すごく揺れたんだ」だという。

実はトルコでは地震が起きた時、建物が倒壊する恐れがあるため、屋内に留まらず建物の外へ避難するのが一般的だ。
トルコ当局によると、今回発生した地震で、高い場所から飛び降りたことなどにより、236人が負傷したが、命に別条はないという。
(「イット!」 4月24日放送より)
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