2016年以来、9年ぶりに八代へやって来ました。
イギリス船籍の大型客船『ダイヤモンド・プリンセス』が24日、八代港に寄港。
記念のセレモニーでは、観光客へのおもてなしもあったようです。
八代港としては9年ぶり。
くまモンポート八代が完成してからは、初めての寄港となった大型客船『ダイヤモンド・プリンセス』です。
【総トン数11万6000トン】
2004年に長崎県の造船所で造られた船体は、全長290メートル。
(600人の日本人客を含む)約3000人を乗せ今月16日に横浜港を出発し、函館や韓国の済州島を経由しながら、24日八代にやって来ました。
記念のセレモニーでは、熊本県や八代市の代表から船のスタッフに記念品が贈られたほか、ユネスコ無形文化遺産の八代妙見祭に登場する獅子舞のおもてなしもあり、観光客は楽しいひと時を過ごしていました。
【メキシコからの観光客】
(Qシシマイ、DO YOU KNOW?)
「知らない。でもとても素敵!くまモンポートを見て街中も見てみたい」
「みんな親切で食べ物も自然も素晴らしい。みんな日本に来て!世界で一番です」
【八代市港湾・クルーズ振興課 高田剛志 課長】
「地元寄港地で買い物したり体験したり、地域貢献へも寄与していただける客が多い船と認識している」
このあと船の乗客は八代市内や熊本市内、阿蘇エリアの観光に繰り出したということです。
【スタジオ解説】
ダイヤモンド・プリンセスがやってきてにぎわっていましたが、八代港にはこのような大型客船がどれくらい寄港しているのでしょうか。
八代市によりますと、クルーズ船の寄港数は2017年が過去最多で66回を記録しました。
一方で、大型クルーズ船の拠点『くまモンポート八代』が完成した2020年から2年間は、コロナ禍の影響で寄港はゼロでした。
その後、おととしは15回、去年は32回。ことしは、9月までで27回の寄港を予定しているということで回復傾向となっています。
24日も乗客が県内の観光地に向かったということですが、経済効果はどれくらいなのでしょうか。
八代市内への経済効果は、去年1年間で約2億3000万円と見込まれています。
八代市は一定の経済効果が見込めるため、地元の商店街に向かうバスを運行するなどの、おもてなしをセットにした受け入れを続けたいということです。