今年で150周年を迎える小城市の酒蔵で「甑倒し」が行われ今シーズンの酒の仕込みが終わったことを祝いました。
【地元の人】
「美味しい。天下一品です」
「甘みがあっておいしい」
「甑倒し」は小城市の天山酒造で創業以来毎年行っている伝統行事です。
「甑」とは酒をつくるときに使う桶のこと。仕込みが終わると使わなくなり片づけることから「甑倒し」と呼ばれます。
24日は普段酒造りを担当している蔵人8人が約72リットルの酒を「甑」に入れ、地元の神社で仕込みが終わったことを報告しました。
そのあと約4キロ先の清水観音まで走ります。
【吉冨綾花】
「わっしょい。わっしょい。約80kgあるというこの酒樽、とっても重いです」
途中、地域の人にしぼりたての新酒をふるまっていました。
【天山酒造 七田謙介社長】
「今までつないできてくれた皆さんに感謝をしながらこれからも酒造りをしていきたい。ぜひ佐賀の県民の皆さんには地元の日本酒を地元の食材と一緒に楽しんでいただきたい」
天山酒造は今シーズン一升瓶20万本ほどを製造する見込みだということです。