静岡・清水町の車道で21日、自転車に乗った男による常軌を逸した迷惑運転がカメラに捉えられた。男は車道のど真ん中をフラフラと蛇行し青信号でも急停止。数日後、通行を妨害したとして65歳の男が逮捕された。
車道をフラフラ…迷惑自転車の男逮捕
静岡・清水町の車道で21日午前8時過ぎに撮影されたのは、思わず目を疑う摩訶不思議な光景だった。
被害にあった撮影者は「対向車線の車も変な顔をしていた。スピードはみんな落としてました」と語っている。

現場では自転車に乗った男が我が物顔で、フラフラと縦横無尽に車道のど真ん中を走っていた。さらに、対向車線にはみ出す勢いで蛇行運転を繰り返していた。
遭遇した撮影者は「車道のちょうど真ん中なので、追い越すこともできず…」と話している。
迷惑運転はこれだけで終わらず、交差点に差しかかった次の瞬間、前方の信号が青にもかかわらず急停止した。

撮影者はブレーキを踏み、なんとか追突は免れたが「抜こうかなとも思ったんですけど、刺激をしない方がいいかなっていう感じだったので待っていました。(信号は)青でしたけど…」と語っている。

そして止まること約3分、ようやく走り出すも男は再びフラフラと走り、極めて危険な状態だった。
撮影者によれば「わざとやってるって感じがしましたから。ニヤニヤはしてないけど、振り向いたことはありました」と話している。
通行妨害をしたとして65歳の男が逮捕
一体なぜこのような危険な行動をしたのか、撮影者は「怒りというよりは、命知らず(という印象)ですね」と話している。

警察は23日の朝、後続の車の通行を妨害した疑いで、清水町内に住む職業不詳の大楠誠容疑者(65)を逮捕した。
調べに対し、大楠容疑者は容疑を認めており、警察は動機を調べている。
撮影者は「人に迷惑かけないように。私も迷惑でしたけど事故にならなくてよかった。他の車も」と安堵している様子だった。
(「イット!」 4月23日放送より)