「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から27年前、1998年の4月23日、川の汚染が深刻化する中、広島市内で川の清掃が行われました。当時、夕方のニュースのキャスターをしていた入社3年目、現在はひろしま満点ママ!!を担当している古沢知子アナウンサーのリポートです。
【古沢知子アナ】
「広島市内を流れる天満川です。これから船で川辺のごみを拾っていくんですが、ここが船の集合場所、ご覧ください。まだごみ拾い始まっていないんですよ。集合場所に来るまでに自転車、それからこんなごみが集まっているんです。私も同行してみたいと思います」
この清掃は、広島市内水面漁業協同組合が1974年から春と秋に行っていたもので当日はおよそ70人、25隻の船が天満川と京橋川に別れてゴミを集めました。
【古沢知子アナ】
「ごみを発見しました。家庭のごみを投げ捨てたんですね」
川岸に下りてみると汚れて石のように見えていたのが、実はせとものだったり。
電池やはさみ、鉄くずもありました。
人の手によって「捨てた」と考えられる「テレビ」まで2時間の清掃で10トンあまりのゴミが積み上がりました。
【広島市内水面漁業協同組合・山中英治さん】
「電気製品や自転車は少なくなりました。ただ増えたのがジュースの缶、ビニールの袋が増えました。やっぱりこまい(小さい)物を捨てないようにしてもらいたい」