アメリカ・ミシガン州で13日、移転する書店の引っ越しに住民約300人が駆けつけた。バケツリレー方式で新店舗へ9000冊を超える本を運搬。この書店で育まれた地域の絆とは?

書店で育まれた地域の絆

アメリカ・ミシガン州で13日、歩道の両側に並び、隣の人から隣の人へバケツリレーで何かを手渡す大勢の人々。

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その数およそ300人。

ほとんどが地元の住民で、小さな子どもたちも歌を歌いながらお手伝いをしている。

人々:
ひとつとってみんなにまわす♪

これはアメリカ・ミシガン州のチェルシーという街で繰り広げられた、本の引っ越し作業の様子だ。

今回、引っ越しすることになったのは、地元で愛され、面白い本に出会えると評判の書店「セレンディピティ」。

引っ越し先は、元の店舗から約100m離れた場所だ。

地元住民を巻き込む形での引っ越しになった、きっかけのひとつは、この書店で月に数回開かれてきた「読書会」だ。

月に数回開かれてきた「読書会」
月に数回開かれてきた「読書会」

本を通してのコミュニケーションの場を大切にしたいと、多くの地元住民が引っ越しの手伝いに駆け付けたようだ。

書店のオーナー「感謝、感謝、感謝」

書店にあった9000冊を超える書籍は、老若男女による「本のリレー」によって、たった2時間で運び終えたという。

引っ越しを終えた書店は、インスタグラムに感謝の思いを綴った。

書店のオーナー:
感謝の気持ちを言い表せない。感謝、感謝、感謝です。チェルシーの街を愛しています。
(「イット!」4月22日放送より)

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