サガン鳥栖を運営するサガン・ドリームスは昨シーズンの決算を発表。一時7億円に上っていた債務超過を解消したことを明らかにした。今シーズンは「チームにしっかり金を使い勝負する1年にしたい」と意気込む。
昨シーズン約1億8700万円の黒字
サッカーJ2サガン鳥栖を運営するサガン・ドリームスは2025年4月19日に株主総会を開き、昨シーズンの決算を発表した。

それによると、オフィシャルスポンサーの増加や業務の改善による経費削減などから昨シーズンの利益は前シーズンから約6000万円増加し、トータルでは約1億8700万円の黒字となった。
一時は約7億円だった債務超過を解消
サガン鳥栖は今シーズンの決算を受けて債務超過の状態が続いていればJリーグの規定によりライセンスがはく奪され、J3もしくはJFLへの無条件の降格となる可能性があった。

しかし、今回の黒字を受け、一時約7億円にのぼっていた債務超過が1期分の余裕を持って解消したという。
「チームに金を使い勝負の1年に」
サガン・ドリームスの小柳智之代表取締役社長は、「昨シーズンは債務超過中なので利益を出すことに対するクラブの方針もあった。今シーズンは利益を出すよりはチームの方にしっかりお金を使っていって勝負する1年にしたい」と話した。

また今後は、現在鳥栖市が管理している駅前不動産スタジアムの指定管理の取得や、それによる新規事業などを進めることで、選手の移籍金などを除く、広告・チケット・物販の3つの部門のみで30億円の売り上げを目指すと話した。
(サガテレビ)