校庭に咲く藤棚の下で給食を食べるこの時季恒例の行事が、18日八代市の小学校で
ありました。
コロナ禍で中止されていた地域の高齢者の招待も6年ぶりに再開され、子どもたちと交流を深めました。

【1年生】
「藤棚給食!」

八代市立龍峯小学校では毎年この時季、見頃を迎える校庭の藤の花の下で給食を食べる『藤棚給食』を開いています。
18日はこの春入学したばかりの新1年生と6年生の24人が参加。
また、児童の祖父母を含む地域のおじいちゃん、おばあちゃんも招待されました。
去年までは新型コロナの影響で地域の高齢者を招待することは見送られていて、今回、6年ぶりに再開されました。
参加した約40人は、薄紫色の花が咲き誇る藤棚の下で、『わかたけ汁』や『魚のサラたまソースかけ』など地域の食材を使った昼食を楽しみました。

【1年生】
(どう?じいじと一緒に給食食べて)
「うれしい!」
(じいじはどうですか?)
「楽しいです!」

新1年生だけでなく、6年生にとっても地域のおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に食べる『藤棚給食』は初めて。
心に残る思い出となったようです。

【6年生】
「やっぱり、藤の花を見ながら食べると格別においしいです」
【6年生の男の子のおばあちゃん】
「喜びました。最後に来られて。とても気持ちがよくて、おいしいです。桜の花見もいいけど、藤もよかですね」

【おじいちゃん】
「楽しみにしていました。昔から手入れがいいんでしょうね。私が小学生の頃からあるので。ありがたい気持ちですね」

約80年前、当時の6年生が植えた藤がきっかけで始まった『藤棚給食』。
学校と地域をつなぐ交流の場となっています。

テレビ熊本
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