今月15日、熊本市中央区にあるマンションの敷地で、何者かが落としたとみられる
石のようなものが男性の頭に直撃。
男性が大けがを負っていたことが分かりました。
警察は殺人未遂の疑いなども視野に、捜査しています。

【前田美沙希記者リポート】
「熊本市中央区です。マンション敷地内、奥に見える木の裏に洗車場があり、そこにいた男性に落下物が当たったということです」

【大けがを負った男性(50代)】
「〈痛い〉と思ったら真っ暗な状態になった。『一歩間違っていたら命を落としてもおかしくない』と警察や病院で言われた」

関係者によりますと、今月15日午後6時ごろ、熊本市中央区にある13階建てのマンションで、敷地内にある洗車用スペースで作業をしていた50代の男性の頭に、上から落ちてきた、こぶし大の石のようなものが直撃しました。

男性はその場で倒れ、近くにいた人が消防に通報し、病院に運ばれました。
男性は後頭部の裂傷など、全治2カ月から3カ月の大けがを負い、17日まで入院していたということです。

大けがを負った男性は当時の状況を次のように話します。

【大けがを負った男性(50代)】
「ボンという爆発するような大きな音が聞こえた。
『なに なに?』と思っていたら、たくさん破片が飛び散っていた。
まさか上から落ちてきたとは想像もしていなかったので、作業を続けていたら、2分後ぐらいに頭にガンと硬いものが当たって、血まみれになって倒れた。
私に何か恨みがあるというよりも、誰でもよかったんじゃないか」

【堂前泉紀記者リポート】
「男性がけがをした場所付近にバイクを置いて、警察が現場検証を行っています」

警察は18日午後から現場検証を実施。
何者かが石のようなものを上から落とした可能性があるとして、殺人未遂の疑いなども視野に、当時の状況を調べています。

テレビ熊本
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