栃木・宇都宮市で13日、自転車を盗む男の姿が防犯カメラに捉えられた。男は左手をシャツの中に入れたまま敷地に侵入し、様子を伺った後、手慣れた様子で自転車を引っ張り出し逃走。盗まれたのは通勤に使っていた約8万円のスポーツバイクだった。被害者は「悔しさしかない」と怒りをあらわにしている。

手を服に入れたまま！ドロボーの不審な動き

栃木・宇都宮市のタイヤ専門店で13日午後5時頃に撮影されたのは、止めてある自転車を躊躇なく盗み取るドロボーだった。さらに犯行時には“変な動き”も確認されていた。

当時、画面左側から店の駐車場へと歩いてくる男がいた。よく見ると、左手をシャツの中に入れており、お腹をポリポリとかくような姿で堂々と敷地の中に入ってきている。

この時、視線は止めてある自転車へ向けられていたが、なぜか素通りしていた。

被害者は、「少し奥まで行ってUターンしてますよね。うち餃子店もやってて、中に人がいないかどうか確認したという…」と語っている。

男は人がいないことを確認したのか、今度はお目当ての自転車へ一直線に向かってきた。しかし、この時も左手はインしたままだった。

この仕草は余裕の表れなのか。しばらくすると、ようやく服の中から左手を出し、手前の自転車を引っ張り出すと、そのまま走り去っていった。

通勤用バイクが盗難…手慣れた様子に怒り

被害者は撮影された映像を見て、「なんか自分の自転車に乗って帰るみたいな感じで、白昼堂々とやるのを見てるとやっぱり手慣れた感じしますね」と話している。

盗まれたのは約8万円のスポーツバイクで、日々通勤で使っていたものだという。その後、男性は被害届を提出した。

撮影者は、「頭きますよね、本当。悔しさしかない」と怒りをあらわにしている。
（「イット！」 4月17日放送より）