週末は各地で30度以上の真夏日予想に
週末は関東甲信地方などで30度以上の真夏日になる所もあり、早くも暑くなる。
まだ、暑さに身体が慣れていないため、熱中症などになりやすいので気をつけてほしい。

18日(金)は福島、富山で29度の予想、19日(土)は宇都宮、熊谷、甲府で30度の予想だ。

この暑さは20日(日)に一旦小休止するものの、来週も続く予想。
暑さのキーワードは「南高北低」
なぜ、こんなに暑くなるのか?キーワードは「南高北低」。
文字通り南に高気圧、北に低気圧のことを言う。似ているのは「西高東低」で、こちらは冬型の気圧配置とも言われて、天気予報に良く登場する。
このため、「西高東低」は聞いたのある人が多いと思うが、「南高北低」はあまり認知されていないかもしれない。「南高北低」は、気温が上がるタイプの気圧配置だ。

南の高気圧から北の低気圧に向かって、風が吹くため、南の暖かい空気が北上する。
「西高東低」を冬型と言うのに対して、「南高北低」を夏型という人もいる。
夏は、南に太平洋高気圧(亜熱帯高気圧)が居座り、北に低気圧はあまり無いが、日本の北は相対的に低圧部になるため、南高北低を夏型と言ったりする。
今回の暑さは、真夏に比べると、湿度が低く、カラッとした暑さだが、油断できない。この時期は、身体が暑さにまだ慣れていないため、急に暑くなると熱中症になりやすい。
水分補給や日陰を利用してほしい。
【執筆:フジテレビ気象センター 三井良浩】