有明海で養殖された冷凍網ノリの最後の入札会が17日午前、佐賀市で開かれました。今シーズンは出品枚数が目標に届かず日本一奪還とはなりませんでした。
【岩部記者】
「冷凍網ノリの最後の入札会です。出品枚数は約1180万枚と例年と比べこの時期にしては多いということです」
17日午前の入札会にはノリを生産している県有明海漁協の14の支所から約1180万枚が出品され、訪れた買い付け業者が色やつや、香りなどを触ったり試食したりしながら確かめていました。
今回は初摘みから最後のノリまで幅広く出品され、色落ちは少しあるものの、最後のノリにしては良い品質だということです。
【中島光参事】
「漁場環境の改善が一番の課題だと思っているので、県と各研究機関と力を合わせて来季に向けてと思っている」
県有明海漁協によりますと今シーズンの冷凍網ノリの枚数は約4億枚で、秋芽網ノリの枚数と合わせても年間の目標枚数に届かず、日本一奪還とはなりませんでした。