万博開幕から16日で4日目となった。
関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」では 万博の発起人ともいえる橋下徹氏のこれまでの万博に関する発言が果たして正しいのか、検証した。
まず、今月11日の関西テレビの番組で、「並んだ方がイベントって感じがするじゃないですか」と発言したことについて、改めて「間違いない」との認識を示した。
【橋下徹氏】「この発言は間違いないですよ。じゃあガラガラだったらどうですか?絶対みんな万博失敗って言いますよ。『並ばない万博』って僕言ってないもん」

■万博の待ち時間について『納得できる』が92人
実際に万博に来場した人たちは並ぶことについてどう思っているのでしょうか。「旬感LIVEとれたてっ!」の『情報かき集め隊』が、来場者100人に取ったアンケートではこちらの結果になった。
Q万博の待ち時間についてどう思いますか?
『納得できる』92人
『納得できない』8人
9割以上の人が待ち時間に対して納得できるという回答だった。
【橋下徹氏】「並ぶにも限界値はありますよね。4時間とかになると、みんな嫌になりますけど、だからと言ってスッスッと入れると価値がないような感じが。並んでいる方が価値がありそうな。『並ばない』と言い切らない方がいい。『ほどほど並ぶ万博』とか『めちゃくちゃは並ばない』とか」

■効率的に万博を楽しむコツ 最大で4回予約できるチャンス
効率的に万博を楽しむコツを青木源太キャスターがかき集めた。
【青木源太キャスター】「予約出来るパビリオンは早めの予約をお願いします。チャンスは4回あります。1つ目は来場の3カ月前から2カ月前に抽選に応募できます。
これに応募できなくても、2つ目は来場の1カ月前から8日前に再び抽選があります。超早割チケットの場合です。
そして空き枠があれば、来場の3日前から前日にもチャンスがあり、最後は当日、会場に入場して10分後からに1つのパビリオンに入れば、新たに予約が可能になります。最大で4回予約できるチャンスがあります。
また、4月、5月に来場した人限定で、期間中何度もいける『通期パス』の割引キャンペーンがあるんです。本来3万円ですが、4月、5月に1回来場した人は6000円割引の24,000円です」

■「日本のほうが例外で、万博ってもともとみんな遅れるもの」と橋下氏
まだ内装展示工事が完了していない海外パビリオンは16日時点で、インド、ネパール、ベトナム、ブルネイの4カ国となっている。
橋下氏は一部海外パビリオンの完成が遅れていることについて、今月14日、フジテレビの番組で『変化を楽しんでほしいな。サグラダ・ファミリアだってそういうもんでしょう』と話していました。
【橋下徹氏】「批判してた連中、ちょっと来なさいって。みんな『いつできるの?』って注目してるじゃないですか。日本のほうが例外で、万博ってもともとみんな遅れるものなんですよ。前のドバイ万博だって開幕後にオープンしていない状況なんです。開幕日に全部合わせるなんて計画立てるのは日本ぐらい。おおらかに」

■「超大誤報です、すみません」 触っていたのはケースではなく石だった
また、日本館で展示されている『火星の石のかけら」を触った感想について、今月9日の「とれたてっ!」で橋下氏は「『触れる』は嘘やん、ケースの触感やん。これはまずい」と話していた。
この発言について橋下氏は、「超大誤報です、すみません」と謝罪した。
日本館の担当者によると、「資料を保護のためアクリルで固定された状態となっており、封入後に研磨して、石を露出させているため、つるつるとした手触りとなっています」ということだ。
【橋下徹氏】「僕、色んな番組で『嘘八百だ』みたいなことを言っちゃって、日本政府がそんな嘘八百やるわけありません。本当にすみません。菅元総理との視察の時に、火星の石のかけらを見て触ったんです。横には元大阪府知事、元大阪市長の松井一郎さんもいました。現職の横山市長もいました。3人で触って、みんな『これケースやん』と言いました。それから大阪府の現職の副知事も、万博推進局の推進局長も。
僕、吉村さんに『これまずいんちゃうの。絶対嘘ってなるから、SNS対策上まずいよ』って言ったら、吉村さんもたまたま火星の石のかけらを触りに行く機会があって、メールで『あれケースだったからまずいですよ』と。みんなケースだって思うぐらい、つるつるだったんです。
(注釈として)、『これはケースではありません。あんな橋下みたいな間違いしないように』とか書いていたほうが。松井さんも横山市長も一生懸命触って、『これケースだよな』と言っていたんだけどね。ぜひ触ってきてみてください、みなさん」
(関西テレビ「旬感LIVEとれたてっ!」2025年4月16日放送)
