全国で「百日ぜき」の患者が急増しています。
長野県では、今月13日までの1週間に15人が確認されました。今年、県内の患者の累計は86人になり、既に去年1年間の33人を大きく上回っています。
県によりますと、最近では2019年に「百日ぜき」が流行し、県内では1年間に362人が感染しました。今年は3月以降、1週間に10人以上確認される週が出始めていて、2019年と同じペースで感染が広がる恐れがあります。
患者の多くは中学生までの子どもで、10歳~14歳が半数を占めているということです。
「百日ぜき」は激しい咳が長く続き、特に生後半年以下の乳児が感染すると重症化する恐れがあります。県は、咳症状が続く場合は早めに医療機関を受診すること。また、飛沫感染するため、マスクや手洗いを徹底するよう注意を呼びかけています。