今年2月に99歳で亡くなった佐賀市の服飾デザイナー谷口緑さんの回顧展が15日から佐賀市で開かれています。
谷口緑さんは、佐賀市に服飾専門学校を創立し、多くの卒業生を輩出するなど佐賀の服飾文化をけん引し、今年2月に99歳で亡くなりました。
その活躍は日本にとどまらず中国では日本人初のファッションショーを開き、大学教授らに服作りを指導するなど最新の装いを世界にも発信していました。
15日から佐賀市で開かれている回顧展では、谷口さんがデザインしたドレスや、これまでの歩みを紹介するパネル24枚などが展示されています。
【長男 谷口陽堂さん】
「普通だったら何かしたら何かもらいたいが、そういうことを一切せずにずっと(人に)与えていった。無償の愛という部分を個々の中にしたためたので、しのんでほしいという思いで開催した」
回顧展は4月19日まで開かれています。