テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返る「あの日のきょうにずきゅん」です。
かつて広島市中心部のデパートにあったディズニーの曲に合わせて人形が踊る「からくり時計」。17年前の2008年4月15日、その時計が役目を終えました。
長い間、広島の人に親しまれてきた「からくり時計」。
しかし、この時計も老朽化のため、動くのはこの日が最後でした。
この「からくり時計」が登場したのは1988年11月。
好景気に沸く華やかな時代でした。
それから20年間、人形達は広島の町を見守ってきました。
町の景色も様変わりする中、この日、からくり時計の前に最後を惜しむ大勢の人の姿がありました。
【市民は】
「さびしくなりますね。小さい頃から見ていたので」
「涙が出そうです」
「最後だったのでどうしても(子どもに)見せてあげたくて」
このからくり時計は、時計としての機能は残され2025年の今もゆっくりと時を刻んでいます。