帝国データバンクによると、鳥取市の事務用機器の卸売りなどを手がけた「エイダン事務機」が、4月4日に鳥取地裁から破産手続き開始決定を受けたことが分かりました。負債額は約4260万円です。

エイダン事務機は、1984年10月の創業で、1985年7月に法人改組された事務用機器の卸売業者です。複合機を中心に筆記用具などの文具関連のほか、ベッドや血圧計など医療機器の卸売りを手がけ、官公庁関連を主な販路として事業を展開。
2000年6月期には、年売上高約2億3300万円を計上していました。
しかしその後は、公共予算の縮小などで受注の減少傾向となり、さらにコロナ禍の影響で海外からの商品調達に遅れが生じて販売が振るわず、2024年6月期の年売上高が約1億円にまで落ち込んでいました。
収益性が低調に推移し、借入金の返済も負担となる中、代表の高齢化、後継者不在もあって支えきれなくなり、2024年11月に事業を停止していました。
2025年3月25日に鳥取地裁に自己破産を申請し、4月4日に破産手続き開始決定を受けました。
負債は、債権者46人に対して約4260万円です。

TSKさんいん中央テレビ
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