人によっては悩ましい季節が到来する。

まもなく本格的に飛び始めるシラカバ花粉。

少しでも症状を和らげるためにはどうしたらいいのだろうか?

「札幌では、小さな花も咲き始め春の息吹を感じられるようになりました。そんな中、そろそろ気になるのがシラカバの花粉です。雄花も少しずつ大きくなっているようです」(吉井庸二気象予報士)

そろそろ気になるシラカバの花粉…
そろそろ気になるシラカバの花粉…
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北海道に花粉症シーズン到来へ―今年のピークは?

まもなく始まるシラカバ花粉の飛散。

2024年は、大量飛散で悩まされた人も多いかもしれない。

気になる2025年の傾向はどうなのだろうか?

「シラカバ花粉の飛散量の予測につきましては、去年の夏の気温や降水量などの気象条件をもとに予測を行っております。札幌につきましては、過去10年の平均よりも、平均ぐらいかやや少ない程度と、今年は予測しております」(北海道立衛生研究所の平島洸基さん)

まもなく始まるシラカバ花粉の飛散
まもなく始まるシラカバ花粉の飛散

札幌で花粉が飛び始めるのは4月24日ごろからの予測。

あと10日ほどだ。

「シラカバ花粉の飛散ピークは札幌は例年通り、ゴールデンウィークにかかるぐらい。外出される際は花粉症対策を行っていただければと思います」(平島さん)

ゴールデンウイークは花粉対策必須!
ゴールデンウイークは花粉対策必須!

花粉症患者は増加傾向…有効な対策は「初期療法」

花粉症といえば、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど悩ましい症状が。

果たして効果的な対策はあるのだろうか。

「(初期療法で)花粉の飛散する前に、薬を飲むと症状が和らいだり、症状の出始めが遅れたり」(あべ耳鼻咽喉科アレルギー科クリニックの安部裕介院長)

様々な症状に悩まされる花粉症
様々な症状に悩まされる花粉症

花粉の飛散とともに備える「初期療法」。

そのメリットは発症を遅らせることだ。

また、症状自体が、発症してから治療するよりも軽いという。

「うまくいけば症状が出ないまま、花粉の季節をやり過ごすことができるかもし
れない」(安部院長)  

では、どれくらい前から行うのがいいのだろうか。

「一般的には飛散開始の1,2週間くらい前からがいいといわれています」(安部院長)

「初期療法」とは?
「初期療法」とは?

世界初の”塗る”花粉症薬!その効果とは…?

さらにこんな世界初の塗り薬も登場。

世界初の”塗る”花粉症薬!
世界初の”塗る”花粉症薬!

「基本的には点眼薬に使っていた成分を眼えんと言いましてまぶたの上と下に塗り込むという治療薬になります」(安部院長)

はたしてその効果は?

「かゆみが一定しない人に毎日一回塗るということで、安定する可能性がある」(安部院長)

早めの治療で、少しでも快適に花粉シーズンを乗り切りたいものだ。

“塗る”花粉症薬の使い方とは?
“塗る”花粉症薬の使い方とは?
北海道文化放送
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