岡山・香川が舞台となる現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭が4月18日に開幕します。香川県の小豆島では、台湾のアーティストが迫力のある力作を公開しました。
小豆島町の中山地区に完成した直径約15メートルの丸い形の作品。2010年の1回目の瀬戸芸から参加している台湾のアーティスト、ワン・ウェンチーさんが手掛けた「抱擁・小豆島」です。13日、関係者ら約75人が集まり、オープニングセレモニーを行いました。
作品に使われているのは、地元の人が島でとった約4000本の竹です。竹の隙間から差し込む柔らかな光や風が心地よく、世界中の人が小豆島にたどり着くようにという願いが込められています。
(アーティスト ワン・ウェンチーさん)
「小豆島は第二の古里のよう。作品の中でくつろぎ、自然の声を感じてほしい」
ワンさんがこの場所で作品を作るのは、今回で6回目です。