ポカポカ陽気となった日本列島。
“能登さくら駅”の愛称で親しまれている石川県の桜の名所、能登鹿島駅では、約100本のソメイヨシノが見頃を迎えています。
駅のホームには多くの花見客が訪れ、列車が到着すると一斉にカメラを向け、満開の桜とブルーの車体のコントラストを写真に収めていました。
訪れた人は、「汽車と、この桜がすごくいいですね。地震があっても、桜はちゃんと咲いてくれるんだなと」と話しました。
石川県では、能登半島地震と豪雨災害で多くの被災者が避難所での生活を余儀なくされていましたが、仮設住宅などの整備が進み、13日で全ての避難所が閉鎖されることになりました。
12日は全国的に晴れて気温が上がり、各地で4月中旬から5月並みの暖かさとなりました。
東京都心も最高気温が5日連続で20度を超え、春の陽気が続いています。
そうした中、代々木公園ではドッグイベントが開かれ、ペット連れの人たちでにぎわいました。
会場では記念写真が撮れるブースなどが設けられ、訪れた人たちは春の1日を楽しんでいました。
沖縄・本部町にある瀬底島では12日に海開きが行われ、子供たちが一斉に海に入りました。
本部町に隣接する名護市では、最高気温が24.8度と夏日一歩手前の暖かさとなりましたが、まだ水温は低く肌寒く感じた人が多かったようです。
「海の水は冷たかったけど、楽しいです」と、子供たちは笑顔を見せました。
ビーチでは民謡グループのライブが開かれたほか、バナナボートなどマリンスポーツの体験会なども開かれました。