10日朝、タコ漁をするため秋田市向浜から出港した60代の男性が日が没んでも戻らず、海上保安部が捜索しています。
行方不明になっているのは、漁船「美穂丸」に乗船していた秋田市下浜桂根に住む自営業の男性(67)です。
男性は10日午前6時ごろ、秋田市沖でタコ漁をするため1人で向浜から出港しましたが、日が没んでも戻らなかったため、妻が午後7時ごろに秋田海上保安部に通報しました。
その後、巡視船などで捜索が進められ、午後8時40分ごろに男鹿市船川港女川の鵜ノ埼灯台から東に10キロの海域で美穂丸を発見しましたが、船内に男性の姿はありませんでした。
船はエンジンがかかった状態で、定置網が船体の一部に絡まっていました。
秋田海上保安部は、船が何らかの原因で男鹿市沖に流れ着いた可能性があるとみて、周辺で男性を捜索しています。