岩手県の漁業を担う人材を育成する「いわて水産アカデミー」の入講式が4月10日、岩手県釜石市で行われました。
2025年度は、研修生10人が漁業の知識や技術を学びます。

「いわて水産アカデミー」は、県や県漁連が漁業の担い手を育てようと、2019年から運営しています。
10日は18歳から36歳までの研修生10人が入講式に臨みました。

式では県農林水産部の佐藤法之部長が「仲間や地域の人たちとのつながりを大切に研鑚を積んでほしい」と激励しました。

続いて研修生の代表が決意を述べました。

研修生代表 久保翼さん
「地域に認められる漁業者になるため、精いっぱい努力して実りある研修生活を送りたい」

研修生は1年間、漁業に必要な知識や技術を学ぶほか、船や無線の免許取得を目指します。

大船渡市在住 村上古都絵さん
「夫がカキ漁師なんですが(自分は)全然知識がないので、アカデミーで知識をつけて2人で頑張っていければ」

気候変動や山林火災など厳しい側面もある中で、研修生は岩手の漁業の可能性に胸を膨らませている様子でした。

岩手めんこいテレビ
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