ペットボトルを一工夫 いざという時役立つ防災グッズに

甚大な被害をもたらす自然災害。「災害への備え」としてアウトドア商品などをそろえる…というのは難しいところ。
そこで、自宅にあるものに一工夫することで手作りできる防災グッズを紹介する。

日赤秋田短大の講師・及川真一さん。日常の暮らしやキャンプなど、アウトドアでの遊びを災害時の備えに利用する「アウトドア防災」が専門。
これまで避難所で使える防災グッズや、車で過ごす際の備え、災害時の食事などについて教えてもらった。

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ーーこれまで防災に便利なアウトドアグッズをいろいろ紹介してもらったが、グッズがない人はどうすればいい?

日赤秋田短大 及川真一さん:
きょう紹介するのは、ペットボトルを使った防災グッズ

テーマは、「お金をかけない防災」。自宅にあるものを一工夫して、いざという時に役立つ防災グッズを作る。

使うのは、ペットボトル。

日赤秋田短大 及川真一さん:
懐中電灯は片手を使うので、災害時に両手が使えないという不便さもある。また手元を照らす際にも、一点だけの明かりになりがち。これをペットボトルを使うと、周りを照らすランタンの代わりになる

空のペットボトルに水を入れ、懐中電灯の上に置くと、ペットボトル全体が光る。

日赤秋田短大 及川真一さん:
このままでも十分明るいペットボトルランタンだが、油を大さじ1杯から2杯入れると、もっと輝く光になる

懐中電灯に水入りのペットボトル、そして油を加えたもの。比べてみると、違いがはっきりとわかる。

さまざまな使い方 画びょうを使うと蛇口にも

日赤秋田短大 及川真一さん:
水入りのペットボトルは、ほかにもいろいろな使い方があります。これで手を洗うとすれば、どのようにして洗う?

ーー片手ずつ洗えばいい?

日赤秋田短大 及川真一さん:
片手ずつは不便じゃないですか? 画びょうを使うと、両手で洗える蛇口のように使うことができます

ペットボトルの下から5cmほどのところに画びょうで3カ所穴を開ける。

そして、穴を指でふさぎながらボトルに水をいれる。

ふたをして水平な場所に置き、ふたを緩めると…

蛇口のように水を出したり止めたりしながら両手で手を洗うことができた。

アイデア次第で使い方は“無限大”?

ペットボトルには、まだまだ使い方がある。

日赤秋田短大 及川真一さん:
空の大きいペットボトルを用意して、防水のティッシュボックスを作りたいと思います

用意するのは、大きめのペットボトルとガムテープ、カッターやはさみなど。

まずは、下から5cmほどのところを切り落とす。

切れ目にガムテープを貼り、切り込みを入れる。

ボトルの上の部分にティッシュを入れ、切り込みを入れたボトルの下の部分を重ね合わせる。

こうすると、中のティッシュは、少しの水ではぬれない。
普段から、プールや海など水辺でも使えるし、雨の時でも持ち出すことができる。

また、はさみで切ればスプーンに代用できるなど、ペットボトルはアイデア次第で使い方が広がる。

ちなみに、市販されているオイル付けの缶詰にきりで穴を開け、ティッシュを差し込み火をつけると、ろうそくの代わりになる。およそ30分燃え、もちろん火が消えた後は、中の食材を食べることもできる。

日赤秋田短大 及川真一さん:
すぐ捨てるということではなくて、捨てる前に、これはこういうふうに使えるのではないかというふうに思うと、ごみではなくて必要なものに変わる。特にお金をかけて防災グッズを買うというよりは、身近にあるものを一工夫することで、命をつなぐ防災グッズになる

(秋田テレビ)