北朝鮮の平壌で6日、およそ6年ぶりに国際マラソン大会が開催され、出場した選手たちが北京の空港に到着しました。

中国人ランナー:
スタートとゴールの際、金日成競技場で何万人もの人が応援してくれました。これまで世界各国で20回以上マラソン大会に参加していますがこういう体験はなかったのでとても興奮しました。

ポーランド人ランナー:
コースはとても厳しくて大変でしたが、私にとっては素晴らしい経験でした。スタジアムでゴールした時、まるでオリンピックに参加しているような気分でした。

平壌で6日に開かれた国際マラソン大会には、中国やイギリス、ポーランドなど世界各国からおよそ200人の外国人ランナーが参加し、朝鮮中央テレビでも報じられました。

ランナーが個別に撮影した映像には、選手が沿道の市民とタッチしながら走る様子や金日成競技場で、数万人の北朝鮮市民が声援を送る様子が見られました。

中国人ランナーによりますと、選手は宿泊したホテルでインターネットを利用できたほか、写真なども自由に撮影することができたということです。

北朝鮮は、新型コロナの感染が拡大して以降、外国からの人の往来を制限してきましたが、今回の大会をきっかけに本格的な往来再開につながるかが注目されます。

フジテレビ
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国際取材部
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