食材や麺を選んで作る「マーラータン」の専門店「楊国福(ヤングオフー)マーラータン」が、名古屋市中区にオープンし、女性を中心に人気を呼んでいます。韓国でヒットしたのをきっかけに日本でも人気が広がっています。

■具と麺を選んでスープを…行列ができる人気の「マーラータン」

名古屋市中区錦2丁目の「楊国福 マーラータン伏見店」は、食材や麺を選んで作る「マーラータン」の専門店で、2024年12月にオープンしました。

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この日も店の外には女性を中心とした行列ができていて、県外から来たというお客さんもいました。

この店では入店後、席に座る前にまず「具」を選ぶシステムになっていて、棚には野菜などの食材が並んでいます。

食材は全部で70種類以上あり、白菜やネギなど定番のものから、ウニ風味の魚団子や鴨のレバーなど、日本ではあまり見かけないものもあります。

金額は、量を量って決まるスタイルです。

食材を選んだら次は麺を乾麺、春雨、刀削麺、生麺の4種類から選び、その後計り台にボウルを乗せて会計します。

そして辛さを選んで番号札をもらって席で待つ間に、厨房で具と麺にスープを入れて約10分煮込んで完成です。

初めてマーラータンを食べた女性:
あんまり日本の食べ物にはない食感。 

一緒に来店した女性:
おいしい、香辛料が結構効いているから辛いのが好きな人とかだとめっちゃ来たくなるかもしれない。

別の女性:
シビれる系の辛さ、辛いっていうよりか舌がピリピリします。おいしいです。

■世界7000店舗の「楊国福マーラータン」

韓国でのブームをきっかけに日本でヒットしているというマーラータンですが、元々は中国の食べ物です。

ラーメンではなく、スープ料理で「中国の山椒」ともいわれる花椒(ホアジャオ)やトウガラシなど、20種類の香辛料とニンニクを入れた牛骨だしの辛めのスープに、野菜や肉などを入れて食べる中国ではポピュラーな食べ物です。

この「楊国福マーラータン」は、中国を拠点にアジアやアメリカなど、世界各国に7000店舗を展開する有名店です。

この店は2024年12月にオープンし、名古屋に初上陸したばかりということもあり、この日も人だかりができていました。

■女性に人気の理由は「自分好みにできる」

お客さんのほとんどが女性という理由について来店した女性に聞くと「野菜が食べやすくて珍しいものが食べられる」「自分で好きな具材を選べるのがいい」「辛さも選ぶことができて自分好みにできる」といった声があがっています。

例えばダイエット中は、麺を入れずに“野菜だけ”にしたり、麺を春雨にしてカロリーを抑えることもできるなど、ヘルシー志向の女性の心を掴んでいるようです。

2025年3月6日放送

(東海テレビ)

東海テレビ
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