島根県出身の元プロ野球選手・和田毅さんが、現役時代に長年取り組んできたワクチン支援活動について、連携する団体から感謝状が贈られました。
3月15日に引退セレモニーに臨んだ和田毅さん。福岡ソフトバンクホークスなどで22年間活躍し、昨シーズン限りで現役生活にピリオドを打ちました。その和田さんは現役時代、開発途上国の子どもたちに感染症のワクチンを支援する活動を2005年から20年間続けてきました。
この活動は「僕のルール」と名付けられ、「公式戦で1球投げるごとにワクチン10本」など独自のルールを設け、これまでに支援したワクチンは約76万本、金額にして4700万円以上にのぼります。
引退セレモニーがあった15日、支援活動で連携しているJCV(世界の子どもにワクチンを日本委員会)の剱持理事長から和田さんに感謝状が贈られました。
JCVによると和田さんは、引退後も「新たなルール」で支援を続けたいと、社会貢献活動への意欲を見せていました。