日本時間4月5日(土)深夜、アラブ首長国連邦ドバイにあるメイダン競馬場で、ドバイワールドカップデーが開催される。

2025年は総勢24頭(日本時間5日午前7時時点)の日本馬が参戦。国内外で結果を残してきた各馬がドバイでどんな活躍を見せてくれるだろうか。
ドバイワールドカップ・G1 (日本時間 深夜2時30分発走予定)
今回のメインレース、ドバイワールドカップ。日本馬はこれまで2回、頂点に輝いている(2011年ヴィクトワールピサ、2023年ウシュバテソーロ)。
2025年も有力馬が参戦し、日本競馬界に新たな歴史が誕生するかもしれない。
出走予定の日本馬:
・フォーエバーヤング(牡4 坂井瑠星騎手)
・ラムジェット(牡4 三浦皇成騎手)
・ウシュバテソーロ(牡8 菅原明良騎手)
・ウィルソンテソーロ(牡6 川田将雅騎手)
海外G1連勝へ フォーエバーヤング

今回、日本のみならず世界から注目を集めているのは、フォーエバーヤング(牡4)だ。
2月のサウジカップ・G1で香港馬ロマンチックウォリアー(G1 10勝)との競り合いを制し、悲願の世界制覇を果たした。今回のドバイワールドカップに勝利すると、史上初の同年サウジカップ&ドバイワールドカップ制覇の偉業を達成することになる。
鞍上は、もちろんデビュー以来コンビを組む日本の若きエース坂井瑠星だ。

会見で矢作芳人調教師(64)は、「追い切り後のフォーエバーヤングを見て、とても良い状態でサウジカップの時からまた一段上がったなと感じました」とコメントしており、勝利に向け、万全の状態であることを明かした。
矢作調教師は今回のドバイワールドカップを制すると、日本調教師初の“海外G1”10勝目となる。
再び制覇を狙う ウシュバテソーロ
2023年、川田将雅とともに、ドバイワールドカップを制したウシュバテソーロ(牡8)。日本人騎手にとっては、このレース史上初の勝利だった。
2024年は、ローレルリバーが圧巻の走りを見せ2着まで。連覇達成とはならなかった。リベンジ、そして日本馬初の2勝目へ、8歳馬の挑戦から目が離せない。
ドバイターフ・G1 (日本時間 深夜1時15分発走予定)
2019年にアーモンドアイ、2022年にはパンサラッサ(ロードノースとの同着)が制しているドバイターフ。今年は日本馬に加え、香港最強馬ロマンチックウォリアーにも注目だ。
出走予定の日本馬:
・メイショウタバル(牡4 武豊騎手)
・ソウルラッシュ(牡7 C.デムーロ騎手)
・ブレイディヴェーグ(牝5 C.ルメール騎手)
・リバティアイランド(牝5 川田将雅騎手)
日本勢に立ちはだかる香港最強馬ロマンチックウォリアー

香港最強馬ロマンチックウォリアー(せん7)が、日本勢の前に立ちはだかる。
前走のサウジカップ・G1では、日本の総大将フォーエバーヤングとクビ差の激闘を演じた。ここでは2着だったが、去年の安田記念・GⅠでは圧倒的強さを見せるなど、長く日本馬の前に立ちはだかってきた。
対する日本馬は、2022年に同着でドバイターフを制したパンサラッサ以来の勝利に臨む。
ドバイターフ・G1に参戦する日本馬は、リバティアイランドら4頭。2023年の3冠牝馬リバティアイランドは、2024年1年間勝利から遠ざかっているが、デビュー戦からコンビを組む川田将雅騎手(39)と共に、1年半ぶりの頂点&初の海外G1制覇を目指す。
ドバイシーマクラシック・G1 (日本時間 深夜1時50分発走予定)
2022年シャフリヤール、2023年イクイノックスと、日本馬が勝利しているドバイシーマクラシック。日本からも多くのGⅠ馬が出走し、熱戦を繰り広げる。
出走予定の日本馬:
・ダノンデサイル(牡4戸崎圭太騎手)
・チェルヴィニア(牝4 C.ルメール騎手)
・シンエンペラー(牡4 坂井瑠星騎手)
・ドゥレッツァ(牡5 C.スミヨン騎手)
日本GⅠ馬が激突
日本からは、ダービー馬ダノンデサイル(牡4)、菊花賞馬ドゥレッツァ(牡5)、2冠牝馬のチェルヴィニア(牝4)が出走。更には、今年2月のネオムターフカップ・G2で海外初勝利を挙げたシンエンペラー(牡4)も参戦する。
外国馬の注目は、レース史上初の連覇を目指すレベルスロマンス(UAE せん7)。
国内外で結果を残した日本馬たちが、レベルスロマンスの快挙を阻むことができるか。
2024年のドバイワールドカップデーは、フォーエバーヤングがUAEダービー・G2を制したが、G1戦は未勝利に終わった日本馬。今年は世界を席巻することができるだろうか?
ドバイワールドカップ2025
4月5日(土)深夜1時25分~3時15分 生中継
みんなのKEIBA 大阪杯・GⅠ
4月6日(日)15時から生放送
https://www.fujitv.co.jp/sports/keiba/