4月1日から新年度、山形県内の企業でも新入社員を迎えた。なかでも、2027年に合併を控えるフィデアホールディングス傘下の荘内銀行と北都銀行(秋田市)は、入社式を初めて合同で行った。

2025年度は、荘内銀行12人・北都銀行9人など計22人の新入社員が入行
2025年度は、荘内銀行12人・北都銀行9人など計22人の新入社員が入行
この記事の画像(5枚)

新入社員一人ひとりに辞令を手渡し

合同の入社式は、鶴岡市の荘内銀行本店で行われ、荘内銀行から12人、北都銀行から9人など計22人の新入社員が出席した。
式では、一人ひとりに辞令が手渡された後、荘内・北都両銀行の佐藤敬頭取が合併を踏まえ訓示した。

荘内銀行・北都銀行 佐藤敬頭取
荘内銀行・北都銀行 佐藤敬頭取

2つの銀行は経営資源の効率化などを目的に2027年1月に合併し、東北では初めてとなる県境をまたいだ広域地銀「フィデア銀行」として新たなスタートを切る。

“実質1行体制”で2027年に備える

入社式では、それぞれの銀行を代表し、荘内銀行・関野大斗さんが「私が思い描く銀行員の姿は、お客さまのニーズに真しに向き合い、夢の実現のためにお客さまと二人三脚で取り組める銀行員です」と語った一方、北都銀行・佐藤賢太さんは「荘内銀行の新入行員とともに切磋琢磨し、両県の発展に貢献していく」と決意を述べた。

入行後の決意を語る荘内銀行・関野大斗さん
入行後の決意を語る荘内銀行・関野大斗さん

北都銀行・与斉祐稀さん:
東北初の広域地方銀行、我々行員としても幅広い業務に携わることが出来ると考えている。

荘内銀行・佐藤優奈さん:
地域のみなさんに寄り添った提案ができる行員目指して、北都銀行とみんなで頑張っていきたい。

2027年の合併時に戦力としてフィデア銀行を引っ張っているであろう頼もしい新入社員たち
2027年の合併時に戦力としてフィデア銀行を引っ張っているであろう頼もしい新入社員たち

2つの銀行は合併の効果を前倒しして発揮するため、1日から役員や幹部を一本化する「実質1行体制」をスタートさせている。

(さくらんぼテレビ)

さくらんぼテレビ
さくらんぼテレビ

山形の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。