自民党の木原誠二選挙対策委員は30日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」に出演し、石破首相が食料品の消費税減税について「一概に否定するつもりはない」と発言したことについて、「石破首相が、賃上げが物価高を超えていくための努力が求められていることを意識し、こういう発言につながっていると思う。様々なことを検討していると思う」と述べた。
石破首相は28日の参院予算委員会で、食料品の消費税減税について問われ、「一概に否定するつもりはない」「物価高対策の一つの対応として考えられないことではない」などと述べた上で、諸外国での減税の効果などを検証する考えを示していた。
また、木原氏は、「去年は岸田政権のもとで定額減税をやった。(私は)賃上げが物価高を超えるまでは継続すべきだという意見だったが、今、継続はされていない」と指摘。
その上で、「石破政権のもとでも、民間はものすごい努力をしているから、政府が物価高を超えていくための努力が求められている」と述べた。