2024年1年間に全国で自殺した人は2万人余りで減少した一方で小中高生の自殺者は529人で、過去最多となりました。
厚生労働省によりますと、全国で2024年に自殺した人は2万320人で、前の年から1517人減って、1978年の統計開始以降2番目に少なくなりました。
男性が1万3801人、女性が6519人でした。
一方、自殺した小中高生は前の年から16人増えて529人で、統計がある1980年以降で、最も多くなりました。
小学生が15人、中学生が163人、高校生が351人で月別では9月が最も多く59人でした。
小中高生の自殺の原因や動機は、「学校問題」が最も多く、次いで「健康問題」「家庭問題」でした。
こども家庭庁は、自殺した子どもの多くが自殺未遂の経験があることから、「自殺未遂をした人を地域の支援に繋げられるよう対策に取り組んでいきたい」としています。
また、東日本大震災に関連する自殺者数は、初めて男女ともにゼロとなりました。