天満屋女子陸上競技部の2024年度の活動報告会が3月26日、岡山市で開かれました。選手たちが1年を振り返り新たな目標を話すとともに3月末で退任する武冨豊専任コーチの送別の場ともなりました。

報告会には選手や山口衛里監督、陸上競技協会の関係者ら約60人が集まりました。4月に加入する新人2人を含む8人の選手が1年間の報告と、2025年度の目標を発表。2024年のパリオリンピックで無念の欠場となった前田穂南選手は…

(前田穂南 選手)
「足が完治するまでは治療と休養との繰り返しで年明けから走り始めた。2025年はさらにパワーアップした走りが見せられるように、次の目標に向かってチャレンジしていきたい。」

会場には、坂本直子さん、中村友梨香さん、重友梨佐さんも訪れていて、山口監督と前田選手を含め、5人のオリンピアンが勢ぞろい。3月末で退任する武冨豊専任コーチと思い出を語り合っていました。

報告会の前に取材に応じた武冨専任コーチは、33年間の天満屋人生を次のように振り返りました。

(武冨豊 専任コーチ)
Q、一番の思い出は?
「やっぱり一番最初の山口現監督の(シドニー五輪)。自分自身もオリンピックっていうのを初めて経験して、プレッシャーしかなかったのが一番の思い出。当日は一緒に歩けないぐらい本人も私自身も緊張してレースを迎えた。忘れようにも忘れなれない大会。悔いなくその場その場を全力でやってきた。本当に悔いはないですね。やり通したっていうことと、無事にバトンタッチができてほっとしている。」

武冨専任コーチが礎を築いてきた天満屋女子陸上競技部。2025年度も選手たちの活躍が期待されます。

岡山放送
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