岩屋外相は27日、アメリカのトランプ大統領が輸入する全ての自動車に25%の追加関税を課す措置を発表したことについて、石破首相の指示を受けて、「粘り強く日本が除外されるべきだと申し入れを行いたい」と述べた。
午後2時半ごろ、首相官邸を訪れた岩屋外相は、石破首相、林官房長官と約1時間会談を行った。
会談で石破首相は、再三にわたって様々なレベルで日本がアメリカに働きかけたにも関わらず、今回の発表になったことを指摘し、「非常に遺憾だ」と述べたという。
岩屋外相は記者団に対し、「今朝、石破首相から『我が国が除外されるように粘り強く交渉すべし』という指示をいただいていたが、重ねてその指示をいただいた」と説明。
その上で、「引き続き粘り強く、我が国は除外されるべきだと、しっかり様々なルートを通じて申し入れを行っていきたい」と強調した。
さらに岩屋外相は、「すでに様々なレベルで、それぞれのカウンターパートに話をしている。できるだけ早く私のカウンターパートにもその話をしたい」と述べた。