フジテレビを巡る一連の問題で多額の損害が生じたとして、親会社のフジ・メディア・ホールディングスの現旧経営陣15人に対し、株主の1人があわせておよそ233億円の賠償を求める株主代表訴訟を起こしたことが分かりました。

株主代表訴訟を起こしたのは、フジテレビの親会社、フジ・メディア・ホールディングスの株主の1人です。

訴状などによりますと、フジテレビの港浩一元社長は、元タレントの中居正広氏と女性とのトラブルを把握した後も他の取締役にはかったり専門家に相談することもなく、中居氏が出演する番組を休止せずに継続させたとしています。

そのうえで、当該事件の存在を知らない取締役が多数いたというのは、もともと内部統制システムが構築されなかったのか、正常に機能していなかったということに他ならず、取締役の任務怠慢があると主張し、親会社であるフジ・メディア・ホールディングスの現旧経営陣15人に対し、あわせて233億円の賠償を求めています。

また、第三者委員会の調査報告書が出た後に損害賠償請求の中身を精査し、賠償額が増える可能性もあるとしています。 

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社会部

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