愛媛県今治市と岡山市の山林火災は発生から5日目になりますが、鎮圧のめどはたっていない。

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27日朝の今治市上空からの映像では、現場周辺に炎は見られないが、ところどころで白い煙が上がっているのが分かる。

発生から5日目を迎え懸命な消火活動が続く中、火の勢いは弱まっているものの、鎮圧のめどは立っていない。

これまでの焼失面積は約417ヘクタール。住宅9棟、倉庫2棟が焼けるなど建物への被害も出ている。

今治市と西条市では引き続き3848世帯7494人に避難指示が出ている。

また、岡山市の山林火災では、これまでに約560ヘクタールが焼失し、岡山県内の山林火災としては過去最大規模に広がっている。

鎮圧のめどはたっておらず、火が収まった場所から再び燃え上がる恐れもあり、予断を許さない状況だ。

延焼に伴い、現場周辺の道路は通行止めが続いていて、長期化すると生活への影響がさらに広がることが懸念される。

27日昼過ぎごろから今治市や岡山市などでは断続的に雨が降り、夕方以降に雨の降り方が強まって夜にかけてはまとまった雨になる見込みで、延焼防止が期待される。

一方、九州では局地的に激しい雨や雷雨となっていて27日夜にかけて注意が必要だ。

九州地方では27日朝から局地的に激しい雨が降り、鹿児島県屋久島町で1時間に118ミリの観測史上1位の猛烈な雨を観測した。

また、落雷による被害も出ていて、27日朝早く鹿児島市下福元町の住宅の分電盤が焼ける火事があった。けが人はいないという。

27日夜にかけても、九州は局地的に激しい雷雨となる恐れがあり、引き続き注意が必要だ。

一方、富山県など日本海側では季節外れの暑さになっている。

27日午前11時までの最高気温は富山県魚津市で28.1度、石川県金沢市で27.4度など、ことし初めての夏日を観測した。

急な気温の上昇によって、山沿いなど積雪の多いところでは、雪崩や雪解けによる土砂災害などに注意が必要だ。

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