愛媛・今治市で23日に起きた山林火災は、今も延焼が続いている。25日も上空と地上の両方から消火活動が続けられているが、鎮火のめどはたっていない。現場からテレビ愛媛・木元悠吾記者に伝えてもらう。

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山火事の発生から3日目を迎えた愛媛・今治市では、午前11時32分現在も延焼が続いていて、25日午前7時半前の時点で約214haを焼き、県内では平成以降、過去最大の山火事被害となっている。

今治市などによると、25日も自衛隊や県などヘリコプター5機による上空からの消火活動が続けられているほか、地上では住宅などへの延焼を防ぐため消防が消火にあたっている。

これまでに住宅などへの被害は確認されていないが、朝倉地区では25日朝、住宅街近くにまで火が迫り、緊迫した状況も見られた。

延焼拡大を受けて、今治市と西条市では合わせて1345世帯2585人に避難指示が出されている。気象台によると、県内は26日にかけて全域に乾燥注意報が発表されていて、引き続き空気が乾燥した状態が続く見込みで、鎮圧にはまだ時間がかかりそうだ。

一方、岡山市の山林火災は25日午前11時半現在、小康状態になっているが焼失面積は徐々に拡大していて、依然として鎮圧には至っていない。

地上での消火活動は夜を徹して続けられていて、消防と陸上自衛隊のヘリコプターによる空からの消火活動も25日朝から再開されている。

付近にある小学校と中学校は25日、3学期の終業式を予定していましたが、安全確保のため26日以降に延期となった。岡山市は早期の鎮圧を目指している。
(「Live News days」3月25日放送より)

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