自民党の小野寺政調会長は22日、福島市で開かれた党会合であいさつし、石破首相が新人議員に商品券を配布した問題や高額療養費制度の見直しなどについて、「政府に言いたい。難しい状況に影響を与えないでほしい」と苦言を呈した。
小野寺氏は、少数与党で新年度予算案が年度内に成立すれば「150年の憲政史上初めてだ」と指摘。予算案の衆院通過の際に日本維新の会と協議して賛成を取りつけたことなどを念頭に、「薄氷を踏む思いで積み上げてきた」と強調した。
その上で小野寺氏は、「だから政府に言いたい。高額療養費の問題や政治資金の問題、商品券の問題で、この難しい状況に影響を与えないでほしい」と述べた。