大阪市西成区で小学生7人を車ではね殺人未遂の疑いで逮捕された男が、事件の2日前にレンタカー会社で車を借りていたことがわかりました。

保護者:
(付き添い)途中までは来るけど、最近は門まで来てなくて、やはりきのうのきょうだし怖い。

5月1日、大阪市西成区の千本小学校近くで下校中の小学生たちに車が突っ込み、東京都・東村山市の無職・矢沢勇希容疑者(28)が殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。

児童7人がけがをし、全員命に別条はありませんが、このうち7歳の女の子と8歳の男の子が顔や腕の骨を折る重傷です。

捜査関係者によると矢沢容疑者が運転していた車はレンタカーで事件の2日前、新大阪駅近くのレンタカー会社で借りていたことが分かりました。

調べに対し、矢沢容疑者は「全てが嫌になったから、車で突っ込み、数人の小学生をひき殺そうとした」と供述していて警察は当時の状況などを詳しく捜査しています。

このニュースについて、SPキャスターの中村竜太郎さんとともに見ていきます。

青井実キャスター:
竜太郎さん、これ下校中のことですから、本当に子供たち怖かったでしょうし許せない事件ですね。容疑を認める供述をしている矢沢容疑者なんですがなぜ、大阪に行って犯行に及んだのか、詳しい供述は出ていないんですがこの辺りはどう見ますか。

SPキャスター・中村竜太郎さん:
この辺りというのは天下茶屋と呼ばれるエリアで「大阪の下町」といわれるエリアなんですが、道幅はすごく狭くてなかなか土地勘がないと分かりづらいようなところですが、情報によりますと容疑者は土地勘がなかったということなんです。ですからなぜ大阪なのかというのは依然、謎のままです。

青井実キャスター:
この辺り捜査が進むと思いますが、父親の取材によりますと矢沢容疑者は独身でメンタルが弱いことを意識していたと。学生の時に心療内科に行っていたと。今回こう言っているんです。「全てが嫌になった。小学生をひき殺そうとした」と、このように供述していますが動機についてはどう見ますか。

SPキャスター・中村竜太郎さん:
動機はいまだ分からないんですけれども、ただ、1つ言えるのは無差別の犯行は絶対に許せないということですね。無関係な人、誰かを巻き込みたい、自分より立場の弱い人間を巻き込むケースは多いんですね。ただ、こうしたケースって実は、SNSとかニュースの影響を受けて模倣する犯人、類似の事件が起こりがちなんですね。ですから、連鎖しがちなので今お子さんを持っていらっしゃる方は、普段以上に気を付けてほしいなと思いますね。

遠藤玲子キャスター:
本当に子供たちに早く回復してほしいのと、回復したあとの心のケアをしっかりしてもらいたいと思います。