7日、イット!のカメラが大阪市浪速区の住宅街で捉えたのは、不法投棄されたとみられるゴミの山。マットレスや工事用のフェンスなどが積み重なってできた山の一部は、車道にはみ出していた。ネコが窓際でひなたぼっこをする猫カフェの隣にゴミが積まれていたのだ。

大型家電から弁当の空き容器まで…

テレビや洗濯機のような大型家電から弁当の空き容器まで、ゴミは種類も大きさもバラバラだ。

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近隣住民:
毎日見ているけど、ゴミがだんだんだんだん増えている。こんなマットとかはなかったよ。布団とか…なんかいっぱい増えてるやん!

近隣住民:
車(空き地に)入れて、わざわざ(ゴミを)放りに来てる。多分夜中やろ、放りに来るの。

2023年2月に撮影された現場の様子
2023年2月に撮影された現場の様子

2019年8月に撮影された現場の様子を見ると、現在のようなゴミの山は確認できなかった。

その後も数年間は大きな変化がなかったこの地の様子が一変したのは2024年6月。空き地の一角に複数の廃材のような物が置かれたのだ。

「ゴミを捨てているのは近くに住む日本人」

付近の住民によると、約1年前に廃材が置かれるようになり、それから瞬く間に捨てられる物の種類と量が増えたという。

近隣住民:
ひどい時は(車道の)この辺までゴミが広がったりしていました。道路の真ん中ぐらいまで、なくなって欲しいですね。困ってます。

近隣住民:
これから(の季節)臭いが、臭いが来ますから…。生ゴミ放る人がおるから…。

近隣住民:
タバコとか放ったら燃えるから、ここも危ないし家も危ない!

この土地を現在所有しているのは中国系の不動産会社。イット!が土地取引を仲介した別の中国系不動産会社に話を聞くと、「土地の所有者が『業者を手配した』と話していたので、ゴミは近々撤去されるはず」という答えが返ってきた。

一方ゴミを捨てる人々については、「ゴミを捨てているのは近くに住む日本人だ!」と主張している。

住民からの相談に対する警察の対応は、敷地外にはみ出している物に注意の張り紙をするに留まっている。

一方、大阪市はイット!の取材に対し「土地の所有者に連絡したものの返答がないため、今週以降さらなる対応を協議する」としている。
(「イット!」3月10日放送より)

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