兵庫県の斎藤知事は5日午前9時過ぎに取材に応じ、自身の告発への県の対応は「適切だったと考えています」と答えた。
告発について調査していた県議会の百条委員はきのう=4日、告発が「外部公益通報の可能性高い」「法に違反する可能性が高い」、また告発にあったパワハラ疑惑を「パワハラ行為といっても過言ではない」などとする報告書を公開していた。
この報告書についての受け止めは、「(午前)11時からの本会議で正式に報告されてからコメントしたい」と述べた。
■告発への対応は「県の対応としては適切だったと考えています」
斎藤知事は5日午前9時過ぎの取材で、百条委員会の報告書がまとまったことについて、「きょう(5日)11時から議会が開催されて、そこで百条委員会の委員長から報告受けて、議会として報告されますので、それを受けてから後程コメントさせていただきたいと思います」と答え、受け止めについてこの時点ではコメントしなかった。
一方で報告書は、告発について「外部公益通報に当たる可能性が高い」と示し、告発者探しを行い、告発した元県民局長を処分した一連の県の対応について、「公益通報者保護法に違反している可能性が高い」と指摘しているが、斎藤知事は記者の質問に次のように答えた。
記者:改めて文書問題(告発)について、これまでの県の対応について、知事の考えを教えてください。
斎藤知事:県の対応としては適切だったと考えています。
記者:これまでの主張と変わらない?
斎藤知事:そうですね。はい。

■「県政をしっかり前に進めていくことが県民のみなさんが望んでいること」「そこをしっかりやっていくこと一番大事なこと」
また、県議会の議長が4日、百条委員会後に「知事には報告書の内容を受け止めて、分断ではなく融和・調和を図ってもらいたい」と取材に答えたという質問を受け、次のように述べた。
斎藤知事:政策予算含めて、県政をしっかり前に進めていくことが県民のみなさんが望んでいることですので、そこをしっかりやっていくということが、私がとるべき一番大事だなことだと思っています。