大阪市の職員が定められた7日間の期限を待たずに「放置自転車」を撤去するなどした問題。

■【動画で見る】「放置自転車」大阪市職員が“不正撤去”4万台以上判明 期限待たずに撤去

過去にさかのぼって調査したところ、「不適正な撤去」が4万台以上に上ることが分かった。

■「放置自転車」不正な撤去4万台以上判明

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大阪市建設局担当課長:調査対象287万5526台のうち、4万1267台が規則期間未満であることが確認されました。

大阪市では駅から半径300メートルの範囲などの「自転車放置禁止区域」では、即時撤去が行われているが、そうでないエリアでは、7日間以上放置されていることを確認したうえで自転車を撤去することになっている。

■職員が期限待たず自転車を即時撤去していたことが判明

しかし、十三工営所と中浜工営所で働いていた職員が、2000台以上について期限の7日間を待たず自転車を即時に撤去していたことが判明。

そこで、データが残っている過去14年分を調査したところ、「不適正な撤去」が4万台以上あったことが新たに分かった。

■防犯登録シール剥がし、警察から情報提供求められるのを避けることも

防犯登録シール イメージ
防犯登録シール イメージ

さらに、警察から情報提供を求められるのを避けるため…
記者リポート:職員は自転車に貼られている防犯登録シールを剥がしていたということです。

職員のほかに部下15人も不適正な撤去を行っていて、一部は「職員の指示だった」と話している。

大阪市では「不適正撤去」に関わった職員の処分について検討し、期限前に撤去された自転車の一部については賠償するとしている。

(関西テレビ「newsランナー」2025年2月25日)

関西テレビ
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